前回
コンパスの使い方の基本編で、
やっている事は1つだけ。
というお話をしました。
今回はそれを、
初心者が山の中で実践するにはどうするか?
というお話をしたいと思います。
結論は、
メモリーを行う。
コレだけです。
このメモリーのやり方を、
今から解説したいと思います。
それではいきなり実践編。
やる事はたった3つだけです。
地図上の設定は、
現在地は北穂高岳小屋で、
大キレットへ行こうとしている。というものです。
①コンパスのベースプレート(左端)を行きたい方向に合わせる。
②リングを地図の北(青線=磁北線)に回す。
(ベースプレートは固定したままです。)
③針の北とリングの北が合う方角に身体を向ける。
その方向に歩き出す。
(上の地図だと右斜下方向が行きたい方向です。)
コレがメモリーです。
シルバコンパスのサイトでは、
123システムと解説されています。
動きが少しイメージしにくいので、
短い動画を撮ってみました。
何回か繰り返してやると、
掴めてくると思います。
コンパスの実践的な使い方=メモリー まとめ
- 行きたい方向にプレートの端を合わせる
- リングを磁北線に合わせる
- リングの北と針の北を合わせる
- コンパスの進行矢が指し示す方向に進む
実際にやってみて、
直ぐ疑問に感じる事は、
どの位細かい蛇行まで拾うべきなのか?
というものだと思います。
この話は読図をする上で重要な事なので、
また次回以降にお話したいと思います。
今回の基本的な使い方実践編は、
登山続ける限り使い続ける技になりますので、
状況を変えて何度も練習してみてください。