今回は、地形図の西偏の変換方法について解説します。
手元にインターネットにつながっている端末があれば、
国土地理院の
ウォッちずから、
西偏を知ることが出来ますが、
(詳細は
コチラ)
手元に地形図しかない場合は、
地形図の表記方法である◯°◇◇′(◯
ど◇◇ふん)から、
磁北線を引くために◯.△△°(◯
てん△△
ど)に変換する必要があります。
それでは早速やってみましょう。
① 方位磁針の西偏を地形図の右下でチェック。


するとこの地図の西偏は、
6°10′(6ど10ぷん)
だと分かります。
② 6°10′の
6°は、普通に1周を360度分割した時の6度です。
③ 次に6°10′の
10′は、時計の10分と同じです。
時計は1周が60分です。
これは1周を60分割している、と言う事です。
すると10分は1周の10/60になりますね。
10÷60=0.166....なので四捨五入して
0.17として、
10分は
0.17度となります
つまり、分から度に変換するには60で割る。
④ ②+③は、
6度+0.17度なので、
=6.17度=6.17°となります。
以上の事をカンタンにすると、
◇◇′(
◇◇ふん)から、
△△°(△△
ど)への変換は、
◇◇′=(◇◇/60)°となります。
まとめ
- 「◯°◯◯′」は「◯ド◯◯フン」と読む
- 「度」は1周を360分割
- 「分」は1周を60分割
- 「◯◯′」を「△△°」に変換するには60で割る。
- ◯°◇◇′=◯+(◇◇/60)°