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コンパスの使い方

登山におけるコンパス(方位磁石)の使い方を中心に、 コンパスの種類や特徴を、アウトドアでの実践も含めて解説します。

2.3 ダイヤルリングの読み方(1目盛りで35mのズレ)

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2.3 ダイヤルリングの読み方(1目盛りで35mのズレ)

今日はコンパスのダイヤルリングについて解説します。

【今日のテーマの光速予習】
  • 大目盛りは10°刻み。
  • 小目盛りは°刻み。
  • 2°のズレは1km先で35mのズレ。
  • 少目盛りの半分以下まで読む気持ちが大事。
  • リングの数値は真上から読む。


まずリングには、360°に目盛りが刻まれています。


大きい目盛りは10°毎で、
20°毎に数値が入っています。

小さい目盛りは2°毎に刻まれています。

初めはかなり細かいと思ってしまいますが、
小さい目盛りでも1目盛ズレると、
1㎞先で約35mのズレに膨れ上がります。

これは大きいです。

ですので、このコンパスを使って、
クロスベアリングを行う場合は、
目盛の半分まで読み取ります。

 クロスベアリングは自分の居場所を割出す方法です。
 ピンポイントで割出すなら、
 レンザテックコンパスが必要になります。
 (クロスベアリングの詳細は、次回以降に解説する予定です。)


特大白線が「基準線」になります。

それではリングを読み取って見ましょう。

①このコンパスの方角は何度でしょうか?

 基準線(特大白線)が重なっている所を読み取る。
 大きい目盛りは10°毎なので、
 20°と40°の真ん中という事は、
 30°になります。

②このコンパスの方角は何度でしょうか?

 30°よりも小さい目盛り1つ分進んでいます。
 小さい目盛りは2°毎です。
 30°から小さい目盛り1つ分の所。
 つまり32°になります。

③このコンパスの方角は何度でしょうか?

 先ほどやった問題のちょうど中間点に、
 基準線が位置しています。
 つまり31°になります。

この方角をリングから読み取る場合の注意点は、
真上から読み取る。
という事です。
③レベルまで読み取りますので、
32°や30°でも斜めから基準線を覗けば、
容易に目盛りの位置がズレて31°になってしまうからです。

つまり小さい目盛りの半分まで読み取って、1°レベル。
1㎞先の誤差は、
2°(小目盛り1つ分)の35mから減少し、
1°(小目盛りの半分)は17mになりました。


この写真のコンパス(SILVAコンパスのレンジャー)で、
数値を読み取るクロスベアリングをするのは、
結構追ハマっている状態ですが、
(進退窮まっている状態)
通常、このタイプのコンパスで行うクロスベアリングは、
目盛りの半分以下まで追い込むレベルで、
目標物に対して狙いを定め、
数値は読まずに、角度を維持したコンパスを、
地図の上に乗せて使います。
この詳しい使い方は次回以降に解説します。


【今日のテーマの光速テスト】
  • 大目盛りは◯◯°刻み。
  • 小目盛りは◯°刻み。
  • 2°のズレは1km先で◯◯mのズレ。
  • 少目盛りの◯◯以下まで読み取る気持ちが大事。
  • リングの数値は◯◯方向から読む。

答えはこのページの先頭にあります。

今日も最後までお付き合い頂き、
ありがとうございました。
また次回をお楽しみに。
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