今日はコンパスのダイヤルリングについて解説します。
【今日のテーマの光速予習】
- 大目盛りは10°刻み。
- 小目盛りは2°刻み。
- 2°のズレは1km先で35mのズレ。
- 少目盛りの半分以下まで読む気持ちが大事。
- リングの数値は真上から読む。
まずリングには、360°に目盛りが刻まれています。
大きい目盛りは10°毎で、
20°毎に数値が入っています。
小さい目盛りは2°毎に刻まれています。
初めはかなり細かいと思ってしまいますが、
小さい目盛りでも1目盛ズレると、
1㎞先で約35mのズレに膨れ上がります。
これは大きいです。
ですので、このコンパスを使って、
クロスベアリングを行う場合は、
目盛の半分まで読み取ります。
クロスベアリングは自分の居場所を割出す方法です。
ピンポイントで割出すなら、
レンザテックコンパスが必要になります。
(クロスベアリングの詳細は、次回以降に解説する予定です。)
特大白線が「
基準線」になります。
それではリングを読み取って見ましょう。
①このコンパスの方角は何度でしょうか?
基準線(特大白線)が重なっている所を読み取る。
大きい目盛りは10°毎なので、
20°と40°の真ん中という事は、
30°になります。
②このコンパスの方角は何度でしょうか?
30°よりも小さい目盛り1つ分進んでいます。
小さい目盛りは2°毎です。
30°から小さい目盛り1つ分の所。
つまり
32°になります。
③このコンパスの方角は何度でしょうか?
先ほどやった問題のちょうど中間点に、
基準線が位置しています。
つまり
31°になります。
この方角をリングから読み取る場合の注意点は、
真上から読み取る。
という事です。
③レベルまで読み取りますので、
32°や30°でも斜めから基準線を覗けば、
容易に目盛りの位置がズレて31°になってしまうからです。
つまり小さい目盛りの半分まで読み取って、1°レベル。
1㎞先の誤差は、
2°(小目盛り1つ分)の35mから減少し、
1°(小目盛りの半分)は17mになりました。
この写真のコンパス(SILVAコンパスのレンジャー)で、
数値を読み取るクロスベアリングをするのは、
結構追ハマっている状態ですが、
(進退窮まっている状態)
通常、このタイプのコンパスで行うクロスベアリングは、
目盛りの半分以下まで追い込むレベルで、
目標物に対して狙いを定め、
数値は読まずに、角度を維持したコンパスを、
地図の上に乗せて使います。
この詳しい使い方は次回以降に解説します。
【今日のテーマの光速テスト】
- 大目盛りは◯◯°刻み。
- 小目盛りは◯°刻み。
- 2°のズレは1km先で◯◯mのズレ。
- 少目盛りの◯◯以下まで読み取る気持ちが大事。
- リングの数値は◯◯方向から読む。
答えはこのページの
先頭にあります。
今日も最後までお付き合い頂き、
ありがとうございました。
また次回をお楽しみに。